アメリカで働く

アメリカ留学したい、働きたい、暮らしたい方へ個人的経験をもとにビザ、留学、米国での就職活動、転職、 仕事、アメリカで起業やアメリカの生活についての情報を発信しています。

どうやって就職するの?

ネットではアメリカでの就職の仕方についてはいろいろな情報が出ています。僕自身の実体験からどしたのか話したいと思います。

まず米国で採用される最初のチャンスは大学院卒業後でした。Job Agentを通じ職歴と大学院の専門を踏まえたうえで、会社を探してもらいました。

次はボストンの留学生のためのキャリアフォーラムに参加。事前に参加する企業の中から興味ある会社へ面談アポをいれ、当日ボストンで面接。

最後はネットで求人をしている企業に直接コンタクトをとり面談。という3パターンです。

次に留学せず米国で働く場合は、会社から派遣による駐在です。大学院卒業後米国日系企業2社からそして米国企業1社から採用内定をもらいましたが日本へ帰国したので、実際米国で働き始めたのは会社からの派遣でした。

次に、米国勤務中に米国内の別の日系企業への転職。この場合は、上記パターン同様新しい就職先からはビザのサポートが必要。すでに米国で働き合法的に滞在していましたので日本に居ながらに米国への転職をするより、企業側も検討しやすいと感じました。実際必要あればすぐに訪問でき、日本からいくより費用もかかりません。

面談のための米国内移動やホテル費用のみならず、実際採用された時の引っ越し費用も日本からと米国国内ではずいぶんコストが違います。

従いとっかかりは留学もしくは企業派遣です。インターンシップで米国へ行き、その期間に米国内で日系企業もしくは米国企業での職探しは相当難しいと感じます。

実際日系企業で9年近く働いていますが、現地採用の場合のビザはH-1BかEビザです。H-1Bはその要件のハードルがEビザよりも低いので申請し易いですが、IT系企業が相当数これを使って雇用していて申請者殺到、その要件を満たした人の数も相当数になり抽選となっています。倍率は相当高く、最近このため日本人でビザが取れない人が多発しています。トランプ大統領もつい最近大統領令でこれにメスを入れ、より取得が困難な状況になりつつあります。

ではEビザはどうかと言うと、これはその企業で部下を持ちManager相当以上のPositionでないとビザは取れないと考えたほうがよいです。従い、日米問わず学部卒の新卒はほぼ無理。

ただ日本で会社を辞め大学院ではなく学部へ入学していれば、仕事の経験と学部によりますが可能性はあります。

現地の日系企業で現地日本人をビザサポートしてまで採用したいと思うケースというのは、そもそもそのポジションに人材が必要、英語で十分仕事ができる(電話で米国人とはなせる、米国人とのMeetingでDiscussionができる程度のレベル)、その仕事に関連した経験と大学や大学院での学問のバックグラウンドがある、というのが必要です。

インターンシップで米国へ行くことを紹介しているサイトをネットでみますが、どの程度そしてどのような経験が積めるか正直よく知りません。ただ仕事の経験なら絶対日本で積むべきでだと思います。米国日系企業で働くことを想定していれば、日本企業でしっかり働いた経験は貴重で、かつ日系企業もそれを求めています。変に米国かぶれした中途半端な日本人ほど扱いにくいものはないですから。

日本で会社勤めをきっちりしてきたことは、英語力ど同じくらい武器になると思います。


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